2012年2月18日土曜日

クロッキーの意義

去年の今頃、作品をまとめる作業をしていたんですが、とある人の絵を見て衝撃をうけてしまいました。俺にはここまで見えてないわ…と、そんな見えてない作品をまとめたところで誰も見ないだろうと思ってから1年。クロッキーをすることにしました。

当時、世間では30秒クロッキーって流行ってたと思うのですがためしに30秒でクロッキーしてみるとヒドイ有様なんですよね。なんだこれはと。全然描けない。30秒では人の形も捉えきれないまま終わってしまうのです。なんのためにやるのか、わからない練習でした。これで本当に上手くなるのか疑問が出、30秒じゃなくて3分にしようと試みても、3分でもそんなに足りないのです。じゃあ、もうちょっと時間を増やして5分で…と

そんな形で増やして練習していました。最初は全然描けなかった形がだんだんとわかっていき、1年たった今では筋肉の名前は知らないけど、形や人間の体がどうやって曲がってるのかとか繋がりが見えてきました。人間の体は色々なところがつながっているのです。ヒモでひっぱった形といいますか。確かルーミス先生の本でもそういう風に描かれていたと思いますが本で読んで知る知識を手を動かして練習して経験に昇華出来た事は得難いものでした。
今でも3分クロッキーを続けています。人の体はこんなに描いても描いても描くたびに発見があります。型など無いのです。

30秒クロッキー というのは最初はわかりませんでしたが、絵を描く上で無駄な線を無くすというか時間ばかりかけて正確な絵を描こうとして何度も線をひいて固い絵を描くよりも、30秒で自由に型を考えずに何体も描いて感覚で掴む練習なのだと思うようになりました。

クロッキーをして気付く事は、漫画教本にある考え方というのは描きやすくはなるけれども、固い絵を描く発想しか出来なくなってしまうそういう練習方法で、クロッキーと併用し練習する事で柔らかい絵を習得する手がかりとなると考えています。