2013年2月19日火曜日

【雑談】小鳥さんのGM奮闘記R 10-2にて


このアイキャッチなんですけど、面白いなーって思いませんでした?
雰囲気的に面白いというのは、流石ブリッツPというわけなんですが、この絵の場合違う意味で絵的に面白いと僕は思いました。
それは、マミの方が圧倒的に小さく描かれているのに前にいるようにみえる。という点において、この絵は面白いんですよね。絵というのはどう考えても平面でしかなく、視聴する人の目をごまかして遠近を表現しているんですよね。どんな絵もだまし絵なのです。錯視といいましょうか。

遠近を成立させる技法に関しては、案外簡単なもので大きさに差を付ける、重ねた時に前にくるとかこないとかそういうものですが、色でももちろん遠近は表現出来ます。いわゆる空気遠近法です。地球上には大気があり、僕らの目には見えませんが遠くにいけばいくほど遠くの方が青く、白くなっていくという感じの見せ方です。

さて、それを踏まえ、この絵、先ほども言いましたが色があるだけでこんなに小さく描かれてるマミがハルカディアよりも手前に居るように見えるというイメージ。面白いなと思ったわけです。

後退色であるハルカディアの青い色と、進出色と中間色の塊のマミの配色の面白さを再認識できました。こういうことは案外よくあって、立ち絵とかたまに挿入される絵とか。ヒット作を作る心意気など以外にも、ブリッツPからはそういう意味で学ぶ事が多いです。